ヨーロッパを旅しているとどんなに小さな田舎町でもたいてい教会があります。ガイドブックにもちょこっとしか載っていないような教会でもすごく立派な建物にびっくりします。
教会は自由に出入りできるし時にはミサをやっていたりパイプオルガンが聴けたりするので、異文化に触れるにはもってこいのスポット。教会めぐりは大好きです。
教会に一歩入ると信仰心のすごさを感じずにはいられません。
ゲントでたまたま日曜日のミサに参列し(ミサがあるとは知らずに見学するつもりで入ったら、教本?を渡されたが読めない…笑)後ろの席から様子を眺め
信仰心のある生活とはどんなものなんだろう
と考えをめぐらせました。

(写真はルクセンブルクのノートルダム)
世界でも珍しい「無宗教国家」の日本。
神社にお宮参りもすれば、教会で結婚式もあげるし、死ぬときは仏教(お寺)のお世話になる。
日本のこの文化(?)は海外でも知られていて不思議がられているようです。インドネシア旅行の時、イスラム教徒のツアーガイドさんにも言われました。
なぜ宗教は必要なのだろう。
宗教はどんな役割を果たしているのだろう。
そんなおり、こんな本を古本屋で見つけて興味から買ってみました。
日本人にはピンときませんが、宗教と政治は密接な関係にあるんですね

宗教世界地図
石川 純一
内容(「BOOK」データベースより)
混沌の世界情勢を解く鍵は宗教にある―。旧ユーゴで紛争が再燃する可能性は?イスラム原理主義が台頭する理由は?東南アジアで最大の宗教とは?冷戦の終焉とともに明らかになった宗教の底力を、百戦錬磨の通信社記者が読み解く。日本人には理解できなかった国際政治の現実を、地図を使って簡潔に説明する。
ヨーロッパの教会と宗教
海外一人旅
コメント
私の好きな小説の一説にこんなくだりがあります。
「貧乏人が神の公平さを信じるなんて、ひどい矛盾だと思います。
神が不公平だから、貧乏人がいるんでしょうに。
神なんてしろものを考え出した人間は歴史上最大のペテン師ですよ。
その構想力と商才だけは見上げたものです。
古代から近代に至るまで、どこの国でも金持ちと言えば
貴族と地主と寺院だけだったじゃありませんか。」
う~ん・・・考えちゃいます(笑)
たしかに、
宗教はよい商売でもありますね~(笑